京成杯2026(GIII)は、グリーンエナジーが1着。2着マテンロウゲイルまでの1〜2着が同タイム(0.0差)という接戦でした。
展開はM(ミドル)の流れで、前目のポジションを確保する先行力と、ラストで一気に抜ける決め手が問われた一戦です。
「どんなレースだった?」を、ラップ分析や脚質・上り・人気の傾向、各馬の好走/敗因のポイントから要点を整理していきます。
- 開催:2026年1月18日(日) 中山11R(発走15:45)
- レース:第66回京成杯(GIII)
- コース:芝2000m(右)
- 条件:3歳オープン/馬齢
- 馬場:良
- 天候:晴
- 頭数:15頭
先に映像で全体像を確認してから読み進めたい方は、下のレース映像をご覧ください。
同じ月の重賞もサクッと振り返りたい方は、こちらからどうぞ。
レース結果(着順一覧)
下の表では、JRAの公式結果(着順・時計など)に加えて、脚質(逃/先/差/追)・上り(S〜D)・人気(本/対/相/穴/大穴)といった見やすくするための分類もまとめています。
まずは気になる1頭をサクッと確認してから、次のセクションへどうぞ。
| 着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 斤量 | 時計 | 秒差 | 脚質 | 上り 3F | 上り 分類 | 人気 分類 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 4 | グリーンエナジー | 戸崎 圭太 | 57.0 | 1:59.3 | 0.0 | 追 | 33.8 | S | 本 |
| 2 | 6 | 11 | マテンロウゲイル | 横山 和生 | 57.0 | 1:59.3 | 0.0 | 先 | 34.5 | A | 対 |
| 3 | 7 | 12 | ソラネルマン | C.ルメール | 57.0 | 1:59.5 | 0.2 | 先 | 34.8 | B | 本 |
| 4 | 5 | 9 | タイダルロック | 三浦 皇成 | 57.0 | 1:59.6 | 0.3 | 追 | 34.2 | A | 穴 |
| 5 | 2 | 3 | ステラスペース | 武藤 雅 | 57.0 | 1:59.6 | 0.3 | 先 | 34.7 | B | 大穴 |
| 6 | 8 | 14 | エリプティクカーブ | 菅原 明良 | 57.0 | 1:59.6 | 0.3 | 差 | 34.4 | A | 大穴 |
| 7 | 1 | 1 | ブラックハヤテ | 丹内 祐次 | 57.0 | 1:59.8 | 0.5 | 差 | 34.6 | B | 大穴 |
| 8 | 4 | 7 | アメテュストス | 津村 明秀 | 57.0 | 1:59.8 | 0.5 | 差 | 34.5 | A | 穴 |
| 9 | 8 | 15 | アクセス | 北村 友一 | 57.0 | 1:59.9 | 0.6 | 差 | 34.7 | B | 本 |
| 10 | 6 | 10 | ジーネキング | 斎藤 新 | 57.0 | 1:59.9 | 0.6 | 逃 | 35.3 | C | 相 |
| 11 | 2 | 2 | ポッドクロス | 大久保 友雅 | 57.0 | 2:00.0 | 0.7 | 追 | 34.3 | A | 大穴 |
| 12 | 7 | 13 | ポルフュロゲネトス | 横山 武史 | 57.0 | 2:00.1 | 0.8 | 差 | 35.1 | C | 対 |
| 13 | 3 | 5 | ショウグンマサムネ | 荻野 極 | 57.0 | 2:00.4 | 1.1 | 先 | 35.5 | C | 穴 |
| 14 | 5 | 8 | パラディオン | 西塚 洸二 | 57.0 | 2:00.5 | 1.2 | 追 | 35.0 | C | 大穴 |
| 15 | 4 | 6 | アッカン | 池添 謙一 | 57.0 | 2:00.8 | 1.5 | 追 | 35.4 | C | 対 |
※レース結果:第66回京成杯(出典:JRA公式サイト)
展開・ラップ分析
まずはレース全体の展開・ラップを確認して、「どんなレースだった?」を具体的にイメージします。
ラップの全体像・区間ラップ・このレースで求められた力の順で見ていきます。
ラップの全体像(前半/後半・ペース判定)
京成杯2026は芝2000m(10F)なので、前半5F/後半5Fを比べて全体のペース感をつかみます。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 前半5F | 59.9(11.98) |
| 後半5F | 59.4(11.88) |
| 差(前半−後半) | 0.5 |
| ペース | M(ミドル) |
| 上り3F | 34.7(11.57) |
前半5F(59.9)より後半5F(59.4)が速く、差(前半−後半)は0.5秒。ペースはM(ミドル)です。
上り3F(平均11.57)は後半5F(平均11.88)より0.31秒速く、ラスト3Fがやや速い構成です。
区間ラップ(1Fごと)
ラップの全体像でつかんだペース感を踏まえて、区間ラップからレースの緩急(どこで加速・減速したか)を確認します。
| 区間 (F) | ラップ (秒) | 前区間差 (秒) | コースメモ |
|---|---|---|---|
| 1F | 12.5 | — | スタート |
| 2F | 10.9 | −1.6 | 1角 |
| 3F | 12.2 | +1.3 | 1〜2角 |
| 4F | 12.1 | −0.1 | 2角 |
| 5F | 12.2 | +0.1 | 向正面 |
| 6F | 12.6 | +0.4 | 3角手前〜3角 |
| 7F | 12.1 | −0.5 | 3角〜4角 |
| 8F | 11.7 | −0.4 | 4角 |
| 9F | 11.3 | −0.4 | 直線入口 |
| 10F | 11.7 | +0.4 | 直線 |
※ラップ(秒)は最速=赤字/最遅=青字
※前区間差(秒)は変化が目立つ区間を強調(加速=赤字/減速=青字)
序盤の影響が大きい1〜2Fを除いた3F〜10Fのラップに絞ると、その中で最速は9Fの11.3秒、最遅は6Fの12.6秒です。
序盤は2Fで一度ラップが速くなったあと、2角〜3角(3〜6F)で緩みが続き、いったんペースが落ち着きます。
後半は3角〜4角(7F)から加速し、8〜10Fは11秒台半ばを並べて、ゴールまでラップを大きく落とさない持続型の構成です。
※コース図:中山競馬場 コース紹介(出典:JRA公式サイト)
このレースで求められた力
ここまでのラップの全体像・区間ラップをもとに、京成杯2026で目立ったポイントを振り返ります。
- 前半より後半が少し速いM(ミドル)の流れ
- 中盤(6F)でいったん緩む
- 3角〜4角(7F)から加速し、ラストまで大きく落とさずに持続
これらを踏まえて、このレースで重要だった能力(重要度)を★で評価します。
| 項目 | 重要度 | 意味 |
|---|---|---|
| 先行力 | 序盤で好位置を確保できるか | |
| 追走力 | 中盤で緩まず追走し、脚を残せるか | |
| 持続力 | 終盤まで脚を長く使い続けられるか | |
| 加速力 | 仕掛けに反応してスッと加速できるか | |
| 決め手 | ラストで一気に抜ける脚があるか |
レース傾向(脚質・上り・人気)
次に、馬の視点からレース傾向(脚質・上り・人気)を確認して、「どんなレースだった?」のイメージをさらに深めます。
脚質・上り・人気の順で見ていきます。
脚質の傾向
3角の通過順位をもとに、各馬の位置取りを逃/先/差/追の4分類で整理します。
| 分類 | 頭数 | 該当馬 |
|---|---|---|
| 逃 | 1 | (10)ジーネキング:10着 |
| 先 | 4 | (11)マテンロウゲイル:2着 (12)ソラネルマン:3着 (3)ステラスペース:5着 (5)ショウグンマサムネ:13着 |
| 差 | 5 | (14)エリプティクカーブ:6着 (1)ブラックハヤテ:7着 (7)アメテュストス:8着 (15)アクセス:9着 (13)ポルフュロゲネトス:12着 |
| 追 | 5 | (4)グリーンエナジー:1着 (9)タイダルロック:4着 (2)ポッドクロス:11着 (8)パラディオン:14着 (6)アッカン:15着 |
1着は追込(追)で、2〜3着は先行(先)。前後どちらからでも上位に届く形でした。
ただしラップは中盤で緩んでから加速する構成で、後ろからは加速地点でスムーズに脚を使えるかがカギになりました。
上りの傾向
上り3Fの時計をもとに、末脚の水準をS〜D(独自分類)の5段階で整理します。
| 分類 | 頭数 | 該当馬 |
|---|---|---|
| S | 1 | (4)グリーンエナジー:1着 |
| A | 5 | (11)マテンロウゲイル:2着 (9)タイダルロック:4着 (14)エリプティクカーブ:6着 (7)アメテュストス:8着 (2)ポッドクロス:11着 |
| B | 4 | (12)ソラネルマン:3着 (3)ステラスペース:5着 (1)ブラックハヤテ:7着 (15)アクセス:9着 |
| C | 5 | (10)ジーネキング:10着 (13)ポルフュロゲネトス:12着 (5)ショウグンマサムネ:13着 (8)パラディオン:14着 (6)アッカン:15着 |
| D | 0 | — |
1着は上り最速のSで、2〜4着もAまで。上り上位がそのまま上位に来る結果でした。
一方で、上りBでも3〜5着に届いており、位置取り+脚の使いどころでカバーできる余地もありました。
人気の傾向
単勝・複勝オッズをもとに、人気を本/対/相/穴/大穴の5分類で整理します。
| 分類 | 頭数 | 該当馬 |
|---|---|---|
| 本 | 3 | (4)グリーンエナジー:1着 (12)ソラネルマン:3着 (15)アクセス:9着 |
| 対 | 3 | (11)マテンロウゲイル:2着 (13)ポルフュロゲネトス:12着 (6)アッカン:15着 |
| 相 | 1 | (10)ジーネキング:10着 |
| 穴 | 3 | (9)タイダルロック:4着 (7)アメテュストス:8着 (5)ショウグンマサムネ:13着 |
| 大穴 | 5 | (3)ステラスペース:5着 (14)エリプティクカーブ:6着 (1)ブラックハヤテ:7着 (2)ポッドクロス:11着 (8)パラディオン:14着 |
1〜3着は本〜対(人気上位)で、上位人気が中心の決着でした。
一方で5〜7着に大穴が並び、相手を広げると波乱要素もある結果でした。
払戻金(100円)は、3連複:2780円、3連単:1万4410円(出典:JRA公式サイト)
上位入線馬メモ(1〜5着)
最後に、上位入線した1〜5着を中心にサクッと振り返り、「どんなレースだった?」のイメージを仕上げます。
6着以下は、もう一歩深掘りしたい方向けにまとめています。気になる方はあわせてチェックしてみてください。
グリーンエナジー(1着)
追込で上り最速S(33.8)。2着と同タイムの1着。
加速区間(7〜9F)でしっかり脚を使い、差し切った。
- 脚質:追
- 上り:S(33.8)
- 人気:本(単4.3/複1.8~2.4)
マテンロウゲイル(2着)
先行で上りA(34.5)。1着と同タイムの2着。
好位をキープして粘り込み、僅差で踏ん張った。
- 脚質:先
- 上り:A(34.5)
- 人気:対(単11.1/複2.6~3.7)
ソラネルマン(3着)
先行で上りB(34.8)。1着とは0.2差の3着。
上位人気として馬券内に残し、安定して走り切った。
- 脚質:先
- 上り:B(34.8)
- 人気:本(単3.6/複1.4~1.8)
タイダルロック(4着)
追込で上りA(34.2)。1着とは0.3差の4着。
上り上位で詰めたが、あと一歩届かなかった。
- 脚質:追
- 上り:A(34.2)
- 人気:穴(単29.6/複5.4~7.8)
ステラスペース(5着)
先行で上りB(34.7)。1着とは0.3差の5着。
大穴評価でも好位で運び、最後まで踏ん張った。
- 脚質:先
- 上り:B(34.7)
- 人気:大穴(単76.4/複10.7~15.8)
エリプティクカーブ(6着)
差しで上りA(34.4)。1着とは0.3差の6着。
上り上位でも着順上位にはならず、馬券内には届かなかった。
- 脚質:差
- 上り:A(34.4)
- 人気:大穴(単62.5/複9.2~13.6)
ブラックハヤテ(7着)
差しで上りB(34.6)。1着とは0.5差の7着。
- 脚質:差
- 上り:B(34.6)
- 人気:大穴(単61.1/複8.5~12.5)
アメテュストス(8着)
差しで上りA(34.5)。1着とは0.5差の8着。
上り上位でも着順上位にはならず、馬券内には届かなかった。
- 脚質:差
- 上り:A(34.5)
- 人気:穴(単28.1/複5.9~8.6)
アクセス(9着)
差しで上りB(34.7)。1着とは0.6差の9着。
- 脚質:差
- 上り:B(34.7)
- 人気:本(単4.8/複1.7~2.2)
ジーネキング(10着)
逃げで上りC(35.3)。1着とは0.6差の10着。
前で運ぶも、直線で失速し、馬券内には届かなかった。
- 脚質:逃
- 上り:C(35.3)
- 人気:穴(単27.3/複4.7~6.8)
ポッドクロス(11着)
追込で上りA(34.3)。1着とは0.7差の11着。
上り上位でも着順上位にはならず、馬券内には届かなかった。
- 脚質:追
- 上り:A(34.3)
- 人気:大穴(単119.1/複15.1~22.3)
ポルフュロゲネトス(12着)
差しで上りC(35.1)。1着とは0.8差の12着。
- 脚質:差
- 上り:C(35.1)
- 人気:対(単7.1/複1.8~2.5)
ショウグンマサムネ(13着)
先行で上りC(35.5)。1着とは1.1差の13着。
- 脚質:先
- 上り:C(35.5)
- 人気:穴(単33.9/複6.5~9.6)
パラディオン(14着)
追込で上りC(35.0)。1着とは1.2差の14着。
- 脚質:追
- 上り:C(35.0)
- 人気:大穴(単51/複9.8~14.5)
アッカン(15着)
追込で上りC(35.4)。1着とは1.5差の15着。
- 脚質:追
- 上り:C(35.4)
- 人気:対(単9.5/複2.7~3.8)
全頭結果まとめ(脚質・上り・人気)
全頭の結果を、脚質・上り・人気でサクッと見渡せるようにまとめました。
気になった馬を拾いながら、「どんなレースだった?」を最後にもう一度整理するヒントにしてみてください。
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 分類 | 脚質 | 逃 | 先 | 差 | 追 | 上り 分類 | S | A | B | C | D |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | 1 | ブラックハヤテ | 大穴 | 差 | ● | B | ● | |||||||
| 11 | 2 | ポッドクロス | 大穴 | 追 | ● | A | ● | |||||||
| 5 | 3 | ステラスペース | 大穴 | 先 | ● | B | ● | |||||||
| 1 | 4 | グリーンエナジー | 本 | 追 | ● | S | ● | |||||||
| 13 | 5 | ショウグンマサムネ | 穴 | 先 | ● | C | ● | |||||||
| 15 | 6 | アッカン | 対 | 追 | ● | C | ● | |||||||
| 8 | 7 | アメテュストス | 穴 | 差 | ● | A | ● | |||||||
| 14 | 8 | パラディオン | 大穴 | 追 | ● | C | ● | |||||||
| 4 | 9 | タイダルロック | 穴 | 追 | ● | A | ● | |||||||
| 10 | 10 | ジーネキング | 相 | 逃 | ● | C | ● | |||||||
| 2 | 11 | マテンロウゲイル | 対 | 先 | ● | A | ● | |||||||
| 3 | 12 | ソラネルマン | 本 | 先 | ● | B | ● | |||||||
| 12 | 13 | ポルフュロゲネトス | 対 | 差 | ● | C | ● | |||||||
| 6 | 14 | エリプティクカーブ | 大穴 | 差 | ● | A | ● | |||||||
| 9 | 15 | アクセス | 本 | 差 | ● | B | ● |
あわせて見たいレース
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レースによる違いを確認したい方は、下の回顧記事もあわせてご覧ください。
日経新春杯2026(GII)
同じ週に行われた重賞なので、同時期の結果の出方を比較しやすいレースです。
上りの出方と上位人気がどこまで走ったかに注目すると、レースの色の違いがつかみやすくなります。
フェアリーステークス2026(GIII)
前週に中山で行われた重賞なので、同じ開催場のレースとして比較しやすいレースです。
前半の入りと中盤の緩み方に注目すると、ペースの作られ方の違いがつかみやすくなります。






