中山金杯2026(GIII)は、カラマティアノスが1着。2着アンゴラブラック、3着グランディアまでの1〜3着が同タイム(0.0差)という接戦でした。
展開はS(ややスロー)の流れで、前目のポジションを確保する先行力と、ラストまで大きく落とさない持続力が問われた一戦です。
「どんなレースだった?」を、ラップ分析や脚質・上り・人気の傾向、各馬の好走/敗因のポイントから要点を整理していきます。
- 開催:2026年1月4日(日) 中山11R(発走15:45)
- レース:第75回日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)
- コース:芝2000m(右)
- 条件:4歳以上オープン/ハンデ
- 馬場:良
- 天候:晴
- 頭数:14頭
先に映像で全体像を確認してから読み進めたい方は、下のレース映像をご覧ください。
同じ月の重賞もサクッと振り返りたい方は、こちらからどうぞ。
レース結果(着順一覧)
下の表では、JRAの公式結果(着順・時計など)に加えて、脚質(逃/先/差/追)・上り(S〜D)・人気(本/対/相/穴/大穴)といった見やすくするための分類もまとめています。
まずは気になる1頭をサクッと確認してから、次のセクションへどうぞ。
| 着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 斤量 | 時計 | 秒差 | 脚質 | 上り 3F | 上り 分類 | 人気 分類 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | 11 | カラマティアノス | 津村 明秀 | 55.0 | 2:00.3 | 0.0 | 先 | 34.4 | B | 相 |
| 2 | 2 | 2 | アンゴラブラック | 戸崎 圭太 | 55.0 | 2:00.3 | 0.0 | 差 | 34.1 | A | 本 |
| 3 | 5 | 8 | グランディア | 横山 武史 | 56.0 | 2:00.3 | 0.0 | 差 | 34.0 | S | 対 |
| 4 | 3 | 3 | カネラフィーナ | 石川 裕紀人 | 54.0 | 2:00.6 | 0.3 | 差 | 34.2 | A | 本 |
| 5 | 4 | 5 | ピースワンデュック | 柴田 善臣 | 55.0 | 2:00.6 | 0.3 | 逃 | 35.0 | C | 対 |
| 6 | 8 | 14 | リカンカブール | 菅原 明良 | 57.0 | 2:00.6 | 0.3 | 先 | 34.9 | C | 穴 |
| 7 | 6 | 10 | リフレーミング | 石橋 脩 | 57.0 | 2:00.6 | 0.3 | 追 | 34.0 | S | 大穴 |
| 8 | 7 | 12 | マイネルモーント | 丹内 祐次 | 56.0 | 2:00.7 | 0.4 | 差 | 34.7 | B | 相 |
| 9 | 3 | 4 | ブランデーロック | 原 優介 | 51.0 | 2:00.9 | 0.6 | 追 | 34.2 | A | 大穴 |
| 10 | 6 | 9 | マイネルオーシャン | 矢野 貴之 | 55.0 | 2:00.9 | 0.6 | 追 | 34.3 | B | 相 |
| 11 | 5 | 7 | ウエストナウ | 荻野 極 | 57.0 | 2:00.9 | 0.6 | 差 | 34.8 | C | 穴 |
| 12 | 1 | 1 | ケイアイセナ | 吉田 隼人 | 57.0 | 2:01.0 | 0.7 | 先 | 35.2 | D | 対 |
| 13 | 8 | 13 | シリウスコルト | 三浦 皇成 | 58.5 | 2:01.0 | 0.7 | 差 | 34.8 | C | 対 |
| 14 | 4 | 6 | ニシノエージェント | 田辺 裕信 | 56.0 | 2:01.1 | 0.8 | 追 | 34.3 | B | 相 |
※レース結果:第75回日刊スポーツ賞中山金杯(出典:JRA公式サイト)
展開・ラップ分析
まずはレース全体の展開・ラップを確認して、「どんなレースだった?」を具体的にイメージします。
ラップの全体像・区間ラップ・このレースで求められた力の順で見ていきます。
ラップの全体像(前半/後半・ペース判定)
中山金杯2026は芝2000m(10F)なので、前半5F/後半5Fを比べて全体のペース感をつかみます。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 前半5F | 60.5(12.10) |
| 後半5F | 59.8(11.96) |
| 差(前半−後半) | 0.7 |
| ペース | S(ややスロー) |
| 上り3F | 34.7(11.57) |
前半5F(60.5)より後半5F(59.8)が速く、差(前半−後半)は0.7秒。ペースはS(ややスロー)です。
上り3F(平均11.57)は後半5F(平均11.96)より0.39秒速く、ラスト3Fがやや速い構成です。
区間ラップ(1Fごと)
ラップの全体像でつかんだペース感を踏まえて、区間ラップからレースの緩急(どこで加速・減速したか)を確認します。
| 区間 (F) | ラップ (秒) | 前区間差 (秒) | コースメモ |
|---|---|---|---|
| 1F | 12.5 | — | スタート |
| 2F | 11.0 | −1.5 | 1角 |
| 3F | 12.6 | +1.6 | 1〜2角 |
| 4F | 12.3 | −0.3 | 2角 |
| 5F | 12.1 | −0.2 | 向正面 |
| 6F | 12.6 | +0.5 | 3角手前〜3角 |
| 7F | 12.5 | −0.1 | 3角〜4角 |
| 8F | 11.7 | −0.8 | 4角 |
| 9F | 11.3 | −0.4 | 直線入口 |
| 10F | 11.7 | +0.4 | 直線 |
※ラップ(秒)は最速=赤字/最遅=青字
※前区間差(秒)は変化が目立つ区間を強調(加速=赤字/減速=青字)
序盤の影響が大きい1〜2Fを除いた3F〜10Fのラップに絞ると、その中で最速は9Fの11.3秒、最遅は3F・6Fの12.6秒です。
序盤は2Fで一度ラップが速くなったあと、2角〜3角(3〜7F)で緩みが続き、いったんペースが落ち着きます。
後半は3角〜4角(8F)から加速し、8〜10Fは11秒台半ばを並べて、ゴールまでラップを大きく落とさない持続型の構成です。
※コース図:中山競馬場 コース紹介(出典:JRA公式サイト)
このレースで求められた力
ここまでのラップの全体像・区間ラップをもとに、中山金杯2026で目立ったポイントを振り返ります。
- 前半より後半が速く、S(ややスロー)の流れ
- 2角〜3角(3〜7F)でいったん緩む
- 3角〜4角(8F)から加速し、ラストまで大きく落とさずに持続
これらを踏まえて、このレースで重要だった能力(重要度)を★で評価します。
| 項目 | 重要度 | 意味 |
|---|---|---|
| 先行力 | 序盤で好位置を確保できるか | |
| 追走力 | 中盤で緩まず追走し、脚を残せるか | |
| 持続力 | 終盤まで脚を長く使い続けられるか | |
| 加速力 | 仕掛けに反応してスッと加速できるか | |
| 決め手 | ラストで一気に抜ける脚があるか |
レース傾向(脚質・上り・人気)
次に、馬の視点からレース傾向(脚質・上り・人気)を確認して、「どんなレースだった?」のイメージをさらに深めます。
脚質・上り・人気の順で見ていきます。
脚質の傾向
3角の通過順位をもとに、各馬の位置取りを逃/先/差/追の4分類で整理します。
| 分類 | 頭数 | 該当馬 |
|---|---|---|
| 逃 | 1 | (5)ピースワンデュック:5着 |
| 先 | 3 | (11)カラマティアノス:1着 (14)リカンカブール:6着 (1)ケイアイセナ:12着 |
| 差 | 6 | (2)アンゴラブラック:2着 (8)グランディア:3着 (3)カネラフィーナ:4着 (12)マイネルモーント:8着 (7)ウエストナウ:11着 (13)シリウスコルト:13着 |
| 追 | 4 | (10)リフレーミング:7着 (4)ブランデーロック:9着 (9)マイネルオーシャン:10着 (6)ニシノエージェント:14着 |
1着は先行(先)、2〜4着は差し(差)で、前目〜中団で運べた馬が上位を占めました。
追込(追)は上り上位でも3着以内には届かず、後ろから差し切るには厳しい流れでした。
上りの傾向
上り3Fの時計をもとに、末脚の水準をS〜D(独自分類)の5段階で整理します。
| 分類 | 頭数 | 該当馬 |
|---|---|---|
| S | 2 | (8)グランディア:3着 (10)リフレーミング:7着 |
| A | 3 | (2)アンゴラブラック:2着 (3)カネラフィーナ:4着 (4)ブランデーロック:9着 |
| B | 4 | (11)カラマティアノス:1着 (12)マイネルモーント:8着 (9)マイネルオーシャン:10着 (6)ニシノエージェント:14着 |
| C | 4 | (5)ピースワンデュック:5着 (14)リカンカブール:6着 (7)ウエストナウ:11着 (13)シリウスコルト:13着 |
| D | 1 | (1)ケイアイセナ:12着 |
上り最速のSは3着・7着、Aも2着・4着・9着までで、末脚だけで差し切るのは難しい結果でした。
人気の傾向
単勝・複勝オッズをもとに、人気を本/対/相/穴/大穴の5分類で整理します。
| 分類 | 頭数 | 該当馬 |
|---|---|---|
| 本 | 2 | (2)アンゴラブラック:2着 (3)カネラフィーナ:4着 |
| 対 | 4 | (8)グランディア:3着 (5)ピースワンデュック:5着 (1)ケイアイセナ:12着 (13)シリウスコルト:13着 |
| 相 | 4 | (11)カラマティアノス:1着 (12)マイネルモーント:8着 (9)マイネルオーシャン:10着 (6)ニシノエージェント:14着 |
| 穴 | 2 | (14)リカンカブール:6着 (7)ウエストナウ:11着 |
| 大穴 | 2 | (10)リフレーミング:7着 (4)ブランデーロック:9着 |
1〜3着は本〜相で、上位〜中位人気が中心の決着でした。
穴〜大穴は馬券内まで届かず、上位人気を軸に組み立てる形がハマる形でした。
払戻金(100円)は、3連複:5960円、3連単:4万5660円(出典:JRA公式サイト)
上位入線馬メモ(1〜5着)
最後に、上位入線した1〜5着を中心にサクッと振り返り、「どんなレースだった?」のイメージを仕上げます。
6着以下は、もう一歩深掘りしたい方向けにまとめています。気になる方はあわせてチェックしてみてください。
カラマティアノス(1着)
先行で上りB(34.4)。2着と同タイムの1着。
上り中位でも着順上位に入り、押し切った。
- 脚質:先
- 上り:B(34.4)
- 人気:相(単14.8/複3.5~5.2)
アンゴラブラック(2着)
差しで上りA(34.1)。1着と同タイムの2着。
上り上位で、勝ち馬と僅差の2着に入った。
- 脚質:差
- 上り:A(34.1)
- 人気:本(単3.2/複1.4~1.7)
グランディア(3着)
差しで上りS(34.0)。1着と同タイムの3着。
上り最速で着順上位に入り、馬券内に入った。
- 脚質:差
- 上り:S(34.0)
- 人気:対(単7.8/複2.0~2.9)
カネラフィーナ(4着)
差しで上りA(34.2)。1着とは0.3差の4着。
上り上位も、届き切らず馬券内には届かなかった。
- 脚質:差
- 上り:A(34.2)
- 人気:本(単4.6/複1.6~2.2)
ピースワンデュック(5着)
逃げで上りC(35.0)。1着とは0.3差の5着。
前で運ぶも、馬券内にあと一歩届かなかった。
- 脚質:逃
- 上り:C(35.0)
- 人気:対(単11.0/複2.9~4.2)
リカンカブール(6着)
先行で上りC(34.9)。勝ち馬から0.3秒差の6着。
- 脚質:先
- 上り:C(34.9)
- 人気:穴(単39.1/複6.5~9.9)
リフレーミング(7着)
追込で上り最速S(34.0)。勝ち馬から0.3秒差の7着。
上り最速でも着順上位にはならず、馬券内には届かなかった。
- 脚質:追
- 上り:S(34.0)
- 人気:大穴(単98.9/複13.0~19.7)
マイネルモーント(8着)
差しで上りB(34.7)。勝ち馬から0.4秒差の8着。
- 脚質:差
- 上り:B(34.7)
- 人気:相(単25.7/複3.8~5.7)
ブランデーロック(9着)
追込で上りA(34.2)。勝ち馬から0.6秒差の9着。
上り上位でも着順上位にはならず、馬券内には届かなかった。
- 脚質:追
- 上り:A(34.2)
- 人気:大穴(単95.9/複12.7~19.3)
マイネルオーシャン(10着)
追込で上りB(34.3)。勝ち馬から0.6秒差の10着。
- 脚質:追
- 上り:B(34.3)
- 人気:相(単18.4/複3.9~5.8)
ウエストナウ(11着)
差しで上りC(34.8)。勝ち馬から0.6秒差の11着。
- 脚質:差
- 上り:C(34.8)
- 人気:穴(単25.6/複5.4~8.1)
ケイアイセナ(12着)
先行で上りD(35.2)。勝ち馬から0.7秒差の12着。
- 脚質:先
- 上り:D(35.2)
- 人気:対(単6.7/複2.1~2.9)
シリウスコルト(13着)
差しで上りC(34.8)。勝ち馬から0.7秒差の13着。
- 脚質:差
- 上り:C(34.8)
- 人気:対(単13.6/複3.2~4.7)
ニシノエージェント(14着)
追込で上りB(34.3)。勝ち馬から0.8秒差の14着。
- 脚質:追
- 上り:B(34.3)
- 人気:相(単22.3/複4.9~7.4)
全頭結果まとめ(脚質・上り・人気)
全頭の結果を、脚質・上り・人気でサクッと見渡せるようにまとめました。
気になった馬を拾いながら、「どんなレースだった?」を最後にもう一度整理するヒントにしてみてください。
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 分類 | 脚質 | 逃 | 先 | 差 | 追 | 上り 分類 | S | A | B | C | D |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 12 | 1 | ケイアイセナ | 対 | 先 | ● | D | ● | |||||||
| 2 | 2 | アンゴラブラック | 本 | 差 | ● | A | ● | |||||||
| 4 | 3 | カネラフィーナ | 本 | 差 | ● | A | ● | |||||||
| 9 | 4 | ブランデーロック | 大穴 | 追 | ● | A | ● | |||||||
| 5 | 5 | ピースワンデュック | 対 | 逃 | ● | C | ● | |||||||
| 14 | 6 | ニシノエージェント | 相 | 追 | ● | B | ● | |||||||
| 11 | 7 | ウエストナウ | 穴 | 差 | ● | C | ● | |||||||
| 3 | 8 | グランディア | 対 | 差 | ● | S | ● | |||||||
| 10 | 9 | マイネルオーシャン | 相 | 追 | ● | B | ● | |||||||
| 7 | 10 | リフレーミング | 大穴 | 追 | ● | S | ● | |||||||
| 1 | 11 | カラマティアノス | 相 | 先 | ● | B | ● | |||||||
| 8 | 12 | マイネルモーント | 相 | 差 | ● | B | ● | |||||||
| 13 | 13 | シリウスコルト | 対 | 差 | ● | C | ● | |||||||
| 6 | 14 | リカンカブール | 穴 | 先 | ● | C | ● |
あわせて見たいレース
中山金杯2026の内容を整理したら、他のレースもあわせて見ると、展開や傾向を比較しやすくなります。
レースによる違いを確認したい方は、下の回顧記事もあわせてご覧ください。
京都金杯2026(GIII)
同じ週に行われた重賞なので、同時期の結果の出方を比較しやすいレースです。
上りの出方と上位人気がどこまで走ったかに注目すると、レースの色の違いがつかみやすくなります。
フェアリーステークス2026(GIII)
翌週に中山で行われた重賞なので、同じ開催場のレースとして比較しやすいレースです。
前半の入りと中盤の緩み方に注目すると、ペースの作られ方の違いがつかみやすくなります。






